身土不二

 トップページ >  都会に存在する意味のある米屋をめざす >  金沢米店のプロフィール

 このページでは金沢米店についてご紹介させていただきます。

創業90年を越えた昔ながらの米屋ですが・・・

写真:金沢米店の外観  創業90年を越えました。現在三代目です。創業者は新潟県から上京後、台東区入谷に開店しました。浅草からこの地域にかけては、職人さんの多く住むところで、かつては住み込みの人たちも多く、人口が密集していました。

 昼間人口はともかく、夜間人口が半減した今でも、人口が多かったなごりが残っています。その良い例が米屋の数です。当店を中心にして半径250mの円を描くとその中に米屋が20数軒あります。スーパーなどは除いた数ですから、多分日本一の密度ではないかなと思っています。三代目の我々は、10年前の米パニックの年から妻の実家のこの店を継承しました。

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NHKの取材

店頭精米の様子(写真)  米パニックの後、新食糧法が制定されて、自由化され、NHK総合TVの生活ホットで、米の流通の特集番組を組みました。

 そのとき、TVカメラが私と妻が中魚沼の津南の農家までお米の仕入れの交渉に行くところを同行取材し店頭で玄米販売・フレッシュ精米するところまでを放映したのです。

 いままで、NHK特集や3チャンネルのETV8の番組は、VTR学習の際に頻繁に利用させて頂いていたので、映る側に自分が身をおくのは何か不思議な感じがしました。番組を見た教え子達からも同じような感想が届きました。

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何が目立ったのか?

写真:店頭に並んでいる農家のお米(その1)  当店が選ばれたのは、食糧管理法時代から、特別栽培米(当時は例外的に、食糧事務所に届け出て、農家が直接、消費者に特別な栽培をしたお米に限り、販売できたのです)に取り組んできた農家を中心に、全ての米を農家からの仕入れで販売してみようと取り組み始めていたからだと思います。

 自由化でどこででも売れるようになれば、どこにでもあるような商品構成では、商いとして成立しないと考えたからでした。また、それ以上に、扱う商品の作り手の顔を知らず、そのこだわりも知らなければ、何もお客様に伝えることが出来ないと考えたからでした。

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食管法時代の米屋は

写真:店頭に並んでいる農家のお米(その2)  確かに米屋は、精米機をもっていれば、その精米の仕方や,混米によって味をつくりだせるわけですが、こだわり農家の思い入れや心根を知っている私としては、米屋が主役で農家はただの原料提供者という商売では、そういう商いをしたくて、この業界に入ったわけではないという思いがあるのです。

 誤解のないように、一言ふれておくと、食管法時代の米屋は、基本的に米を制限のある中でしか選べないのですから、あてがいぶちの米で、一年を通して安定した味を作るしかなかったわけで、混米は米屋のプロのワザ・技術だったのです。

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新食糧法になって

写真:店頭に並んでいる農家のお米(その3)  今は、米屋も農家を選べるし,農家も米屋を選べる時代です。

 パートナーとしてお互いに信頼できる関係がつくれるならば、味の安定は、一年間同じ農家のお米を供給することで可能になっているのです。

 その有機栽培が奇人・変人扱いされた時代の特別栽培米をも経験しているような長年にわたる努力の蓄積のある農家のお米、若くても研究熱心な農家のお米は、人が限定されるし,個性的で、美味しく、安心です。

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どんな米屋をめざすのか

写真:店頭に並んでいる農家のお米(その4)と筆者  私たちは,美味しさ・安心と同時にいろいろな楽しいエピソードや旬の味をも運んできてくれる農家と作り手の姿に思いを馳せながら食事を楽しむ消費者との出会いを仲介できる米屋をめざします。

 当店の付き合いのある二十数軒の農家は、専業農家が多いですが,兼業の方たちも夫婦一体となって、知恵をこらした楽しいユニークな経営をなさっています。

 また、三チャンといわれたオカアチャン・オバアチャン・オジイチャンのそれぞれの得意分野でのワザや知恵の存在感も大きなものがあります。

写真:店頭に並んでいる農家のお米(その5)と筆者  いずれも、都会の家庭からはほとんど姿を消したものです。二十数軒の周辺の仲間をいれて考えれば、大変な人数の素晴らしいネットワークが広がっています。

 これらの農家とのお付合いを通して、都会の家庭にも、伝承文化としての知恵とワザを蘇(よみがえ)らせれば、本物の豊かさと再会できるかもしれません。そんな想いと希望をもっています。各種こだわり農法米の専門店と位置付けて営んでいますが、中でも「アイガモ農法」の生産者達とのお付合いが多いのが、特色といえるかもしれません。

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